Kindle出版で印税70％を得るには？戦略とコストを見極める！

Kindleで電子書籍を出版すると、印税率70％という魅力的な条件があります。ただし、この高い印税率を得るためには、いくつかの条件を満たす必要があります。

まず価格設定について。日本円の場合、印税70％を得るには書籍の価格を250円から1,250円の範囲内に設定する必要があります。この価格帯は、読者にとって購入しやすく、著者にも適切な利益をもたらします。

さらに、ターゲット読者に向けた内容を整え、Amazonのプロモーションツールを活用することが重要です。たとえば、Kindle Unlimitedへの登録や無料キャンペーンの利用で、書籍の露出を増やし、購入やダウンロードを促進できます。

印税の振込コストに注意！

ただし、印税70％の条件を満たしても、手元に残る金額がそのままではないことに注意が必要です。以下のコストがかかる可能性があります：

配信コスト
- 書籍データのファイルサイズに応じて配信コストが差し引かれます。日本の場合、配信コストは1MBあたり1円です。たとえば、10MBの電子書籍なら配信コストが10円となり、販売価格からこの金額が差し引かれます。
為替手数料
- 印税はドル建てで計算されるため、日本円に換算する際に為替手数料が発生します。為替レートの変動による影響も考慮が必要です。
振込手数料
- 印税の振込には以下のような手数料がかかる場合があります：
  - 最低支払額：日本円の場合、印税が月ごとに1,000円以上でないと振り込まれません。それに満たない場合は翌月以降に繰り越されます。
  - 為替換算手数料：ドル建ての印税を日本円に換算する際に差し引かれます。利用する銀行や為替レートにより異なります。
  - 銀行の受取手数料：日本国内の銀行では海外送金に対する受取手数料が発生します。この金額は銀行によって異なり、数百円から数千円になることもあります。地方銀行や一部のネット銀行では特に高額になる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。
- 振込頻度を調整することで、手数料の負担を軽減する方法もあります。たとえば、印税が一定額以上になるまで繰り越す設定にすることで、頻繁な振込による手数料の重複を防げます。

ペガサス出版の対応について

ペガサス出版では、電子書籍とPOD（プリントオンデマンド）を一元管理できる出版管理システムを採用しております。このシステムにより、効率的かつ柔軟な出版が可能になっています。

そのため、Amazon KDPを直接利用した場合の70％印税設定は、弊社システム内では適用されません。ただし、以下の対応が可能です：

ご自身でAmazon KDPにデータをアップロードする（ネットでの作業に慣れている人向け）
- 出版データをご提供いたしますので、KDPでの設定や管理をお客様ご自身で行っていただけます。
Amazon KDPの代行サービスを利用する
- Amazonのアカウント（ID）をご用意いただければ、ペガサス出版がKDPへのデータアップロードや設定を代行することも可能です。詳細についてはお気軽にご相談ください。