情報発信をしっかりと!マイメディアがなければ本は売れない
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企画出版でも自費出版でも、宣伝できるマイメディアがなければ本は売れない
今の時代は、何をするにもインターネットが必要不可欠です。
たとえば、起業して集客しようにも、インターネットを活用しなければなりません。インターネットで使う手段は様々ですが、チラシを撒いたり、新聞広告へ宣伝を出したりしても、思うような集客ができない時代になりました。
そして、企画出版社から本を出版できたとしても、それを売るには、インターネットが必要です。
もう、書店に並べるだけでは、本は売れないのです。実際に、昔のように書店に並べるだけで本が売れるのならば、「出版不況」という言葉は出てこないですから。
今は、自分のメディアを持ち、たくさんの読者を抱えていれば、何年かの間には本の出版の話が舞い込む可能性も高いです。ならば、世の流れにそったやり方でいくしかありません。
メディアがあったほうが出版社は声をかけやすい
なぜ、メディアがあったほうが良いのか、出版社側の視点から考えるとわかりやすいです。
現代は、書店に並べるだけでは本が売れないのですから、なんとしてもたくさんの人に、本の存在を知ってもらうための宣伝をしていかなくてはなりません。
だったら、最初から、自分が書いた本をアピールできるファン(メディアの読者)をたくさん抱えている人に本を書いてもらえば、本の売上数値は見込めます。また、読者数が多いということは、それだけ多くの人がブログやメルマガなどの内容に興味を持っているということです。
確実に本を出して数字を挙げていく必要が出版社にはあるわけですから、有名なブロガーやメルマガ発行者に声をかければ、本が売れる可能性は相当高いです。それであれば、社内の企画会議も数字で説得できますから、編集者にとっても実績を積んでいくことができます。
マイメディアを成長させれば、向こうからチャンスがやってくる
出版社側だけにあるメリットだけではなく、メディアを持つ側のメリットも大きいです。
自分が情報発信し続けていることが、結果、本となっていくことは、1つは自分の情報を改めてまとめることができます。そして、本を出版することで、信用や信頼もアップしますから、さらに成長できます。
本の出版をきっかけに、新しい読者の開拓ができ、そこからまた何か派生することもあるかもしれません。
こう考えると、情報発信をし続けてメディアを作っていくことは、最初は大変かもしれませんが、継続していくことで、自己成長ができる機会が向こうからやってくるようになると言えます。
それだけ影響力があるメディアであれば、本の話だけでなく、テーマによっては、テレビで取り上げたれたり、講演会を依頼されたり、さらには、何かの仕事が派生してお金になる可能性も十分にあります。
だから、本を出版したいと思ったら、とにかく、まず自分のメディアを作りはじめてください。
それを育てる過程で、自分で電子書籍などで本を出版していくのも良いですし、大きなメディアに育てて、企画出版に企画を持ち込んでも説得力を得ることができるはずです。
今の時代、本を出版する一番の近道は、メディアを持つことですね。
ビジョンを持って一直線に進めば、最短で夢を叶えることができる
私は、これらの事実にもう何年も前からずっと前から気づいていました。
だから、起業家のブログ指導もマイメディアを作るためのブランディングコンサルやWordPress講座もやっています。
しかし、正直、クライアントに対して一定のコンサルティングの指導期間を離れてしまうと、クライアントのブログは更新されなくなり、サイトが放置されてしまうのですね。
自分のことよりも、人のことはよくわかりますから、専門的な素晴らしい知識や実績を持っているのに、形にしないのはもったいないと感じることがとても多いです。なのに、続かなくなってしまう原因はなんだろうか?と考えました。
今の私にわかることは、自分の仕事の未来やメディアを構築する先に、その人の「ビジョン」が明確になっていないことが原因だということです。
いや、「ビジョン」を持っていても、寄り道ばかりして、そこへ一直線に進む覚悟ができているようでできていないのです。
ビジョンに向けて邁進するのに、余計なことを考えすぎたり、人脈作りといってあっちこっちのセミナーや集まりに顔を出して、人と交流することにシフトしてしまい、他人に振り回されたりしてしまう人が実際多いです。
これは、どこか自分に自信がなかったり、不安を抱えているとぶれやすくなるからかもしれません。
で、最終的に、「自分が何をすればいいかわからない」と混乱してしまいます。そうなると、情報発信どころではなくなります。
結局、自分の夢を叶えることに、一直線に進んでいけていないのです。
ワクワクしてマイメディアを育てていけば、向こうからワクワクチャンスがやってくる
実は、今述べてきたことは、半分は私自身にもあてはまることでした。
自分は出版の仕事をやっていきたいのに、知り合いが増えれば増えるほど、さまざまな仕事が舞い込むようになり、頼まれた仕事をこなす機会が多くなりました。「書く」という武器をもっているのと、ITの知識が豊富(専門分野なので)ということもあり、仕事をこなせてしまうのが一つネックになっていたかもしれません。
また、「出版のノウハウがある」ということも、なにかビジネスをやりたいと思っている人には、魅力に映るのでしょう。出版のコラボレーションをしないかという誘いもあり、ちょっと乗ってみたことがありましたが、「やっぱり方向性が合わない」と分裂したこともあります。
なんだかんだ寄り道をしてしまいました。
そして、今年、ふっと気づいたことが、「私、仕事をしていてもちっとも楽しんでいない」という事実です。
その上、今年は、土日の休日も返上しなければこなせない大量な仕事をいくつか引き受けてしまったこともあり、体力的にも精神的にも限界ギリギリのところで仕事をしていました。
そこで気づいたのは、「この現状をもたらしたのは、すべて自分の責任」ということだったのです。
もし、自分が、もっと早くに自分のビジョンへ一直線に進むことをためらわずにしていたら、こんな回り道はしなくても済んだかもしれない、と感じています。
もちろん、経験は無駄になりませんし、魂の成長のために学ばなければならなかったのだと思いますので、後悔しても仕方がないとは思います。
しかし、そこに気づいた以上、また、もういろいろなことを学んだ以上、寄り道をする意味などありません。
そして、今、このメディアを立ち上げて、まだ記事を書き溜め始めて1週間あまりですが(未公開の記事がたくさんあります)、書くことにワクワクしています。楽しいです。
アウトプットすればするほど、次に何を書こうかというネタも、この1週間で浮かびやすくなりました。
思うのは、アウトプットしていかなければ、次のネタも思いつかないということです。
また、読書をしたりして、情報を得ることも大事で、そういったインプット情報から、書くネタも浮かんできます。
これを、できるだけ毎日続けていれば、成長は積み重なるはずですし、そのうち、加速することでしょう。
また、メディアが充実していけば、自分もブレなくなるはずです。
そして、「専門家」として説得力あるメディアを持つことができれば、周囲からの依頼されたビジョンに関係がない仕事も「断る力」になると思います。結局、ビジョンに関係のない仕事をこなすことは、一時的なお金にはなったとしても、時間が奪われますから。それが1週間ぐらいで済む仕事ならばともかく、数ヶ月、半年という期間を奪われたら、回り道もいいところです。
冒頭の話に戻ると、マイメディアを育てていくことは、本を書くという夢を叶えるための階段を1段ずつ登ることです。
毎日1段1段のぼれば、1週間たてば7段、1ヶ月経てば30段、3ヶ月経てば90段登ったことになります。毎日登れば、どんどん上へ登っていくことができます。
「本を書きたい」という夢は、この階段を登っていく途中、途中で実現させていくことができるはずです。
もっともっと登り続ければ、何十万部と売上を誇るベストセラー作家になれるかもしれません。
また、これからの人生100年時代を生き抜くには、自分を頼りにしていくしかありません。それを叶えるのが、自分のメディアづくりとして情報発信をしていくことだと私は考えます。
ワクワク楽しんでいきましょう!
きっと未来は明るいはずです!
投稿者プロフィール
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マーケティング出版コンサルタント 環木琉美(たまきるみ)
ペガサス出版代表
2013年より電子書籍出版サービスを開始し、特に本の執筆支援を得意とする。テクニカルライターとして過去に商業出版で総部数60万部を出版。豊富な出版経験を活かして、現在は、起業家や小さな会社向けにターゲットを絞り、販売促進の本を提案している。情報化時代の信用・信頼につながる本を、ブログを書くように普通に皆が書けるようになる時代が来ることを願っている。
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