ビジョンがなければ本の企画はまとまらない!

設計図なしでは良い本を書くことは難しい

本を書くことにトライしたことがある方は経験があるかもしませんが、いきなり何の準備もなしに文章を書き始めたとしても、必ず途中で行き詰まります。

本を書くことは、「料理」と同じように考えられます。

料理を作るとき、何をつくるかまず考えます。するとそこにはレシピが存在し、必要になる材料をまず揃えます。

たとえば、カレーだとしたら、まずは、肉、じゃがいも、人参、たまねぎ・・というように、具材を用意します。

で、具材を切って、炒めて、というように、レシピの手順を踏んでいくことで、料理が完成します。

本もこれと同じです。

まず、料理の完成形と同様に、完成する本のイメージを明確に固める必要があります。

完成する本は、何をテーマにするのか、誰に向けて書くのか、何を盛り込むのか、といった設計図を作ることが大切です。

いわゆる、この設計図は、「本の企画書」です。

この企画書を作っていくことが、一冊の本を最短距離で書く方法であり、また、必ず最後まで書き上げることができる方法です。

あなたはどんなビジョンで本を書きたいの?

本の企画を考える上で、一番大切になってくるのが、あなたのビジョンです。

ときどき、本を書きたいのです、と相談に来る方がいます。

冗談と思われるかもしれませんが、「ビジョン」も「目的も」がない方がほとんどです。

たとえば、どんな本を書きたいか、と尋ねると、

「あー・・・小説とか・・」とか、「友達が書いたので僕にも書けそうなので何か書けないかな」とか、と返事が帰ってきます。

 

どうも、漠然と本を書きたいと思っている方も相当数いるようで、具体的に、「こんなことができるからこういう本を書きたい」と言ってくる方は少ないです。

どんな相談に対しても相応のアドバイスはできますが、やはり、ビジョンを持っていなければ良いアドバイスはできません。

 

ビジョンとは、自分が将来どう言う方向へ進んでいきたいという方向性のイメージや理想とするものです。いわゆる、「夢」ですね。

たとえば、「私はカウンリングによって、人々が健全な気持ちで生きていけることをサポートしたい」というものです。

そういったビジョンがあるからこそ、カウンセラーになろうと勉強したり、実際にカウンセラーになって活動をしているはずなのです。

そのビジョンを叶えるための一つの手段として、本を書くという選択肢が生まれてくるのだと思います。

だから、漠然と本を出版したいと思っていても、イメージを作り、具体的に落とし込んでいかなければ、本の出版はいつになっても実現しません。

たとえば、大きなビジョンはないが、人生経験がたくさんあるから自伝を書きたい、と思うのであれば、じゃあ、世の中の人は、あなたの人生経験から何を学べるのか、ということを考えていくことで、ビジョンができていくかもしません。

ビジョンが明確になっていなくても、それなりの思いが多くの人々に貢献することにつながることに向いていたら、どんな本を書いていけるかは、固めやすいと思いますね。

本の企画を作るにしても、まず、あなたのビジョンがなければ、本のテーマもターゲットも絞り込めません。

だから、これから本を書きたいと思っている人は、まずは、あなたの「ビジョン」を見つけていってくださいね。

 

 

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投稿者プロフィール

RumiTamaki
RumiTamaki
マーケティング出版コンサルタント 環木琉美(たまきるみ)
ペガサス出版代表
2013年より電子書籍出版サービスを開始し、特に本の執筆支援を得意とする。テクニカルライターとして過去に商業出版で総部数60万部を出版。豊富な出版経験を活かして、現在は、起業家や小さな会社向けにターゲットを絞り、販売促進の本を提案している。情報化時代の信用・信頼につながる本を、ブログを書くように普通に皆が書けるようになる時代が来ることを願っている。

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