あなたの原稿を拝見します
よくある原稿のパターンをご紹介します。ご自身の原稿を送付可能なのかどうか、下記のQ&Aよりご確認ください。また、お手元の原稿として、そのほかのご質問がある場合は、お問い合わせよりご連絡をしてください。
絶版した本などの再販を考えている場合、こちらでは実際の本を拝見することになりますので、お送りいただくことになります。これについては、一度ご連絡をいただきましたら、送付先をご連絡いたします。
また、絶版本の再販については、まず、こちらにお問い合わせになる前に、本を出版された出版社との出版契約書をご確認ください。 すでに、出版社から絶版の連絡をもらっている場合は、契約は解消されると考えられますが、契約事項を無視して勝手に再販すると法的なトラブルに発展しかねませんので注意が必要です。一度出版社にご確認願います。
また、出版データにおいて、原稿の著作権は著者の方にあったとしても、データの出版権が出版社側に存在します。すると、この出版権を解かないと再販は認められません。出版権がなくなっても、書籍に使用しているデータを取り寄せる場合、取り寄せられない、もしくは、有料で買い取ることが必要になる場合もございますので、その点もご確認ください。これらは、出版社側との契約上の事項ですので、当事務所はタッチできません。当事務所で再販を行う場合は、これらの契約事項の問題がクリアになっていることが前提です。
再販を考えるのであれば、まず、当時の担当者と連絡がとれるようでしたら連絡をとってみてください。担当者が不在ならば、出版社の受付に電話をして要件を伝えれば、該当部署に電話を回してくれることと思います。
その場合、”絶版された本を自身で電子書籍で出版するが契約上の問題はないか”を確認してください。
また、再販の場合、デザイナーの著作権の問題がありますので、おそらく先方の指示では、下記は作り直すものとなるとお考えください。したがって、予算がかかります。本をまるごとコピーするような形での再販はおそらく認められません。
・表紙デザイン
・奥付の版元表記および版元の情報が入っている部分
・DTPデザイン
以上のように、再販の場合、著作権がある原稿は活かせますが、その他の部分は作り変えたほうが良いでしょう。すると、いっそタイトルなども変えていくと、新しい本に生まれ変わる可能もあります。 わかる範囲で結構ですが、上記のことをご確認いただいた上で、ご連絡願います。
- 過去の紙の小冊子を電子書籍化したい
紙のデータを電子書籍化する場合、まずは、どのような形での電子書籍として再現したいかを明確にしてください。
小冊子を印刷した印刷所によっては、もしかしたら電子書籍化サービスを展開しているかもしれませんので、まずは、印刷所の情報を確認されることをおすすめします。 - *原稿データ
小冊子の原稿の有無によって、再現作業に違いが出ます。原稿データが存在する場合と、こちらで文字起こしが必要になる場合があります。文字起こしが必要な場合は、文字のデジタル化に対して予算がかかります。
*ページレイアウト
小冊子が文字主体のものであれば問題はありませんが、ページレイアウトが組まれて再現されている場合は、それを再現する作業が必要になります。
このとき、印刷業者のページレイアウトデータが手に入るかどうかで、こちらの作業にも違いがでます。まずは、印刷業者からページレイアウトデータをもらえるかどうかを確認願います。
*表紙について
表紙データもページレイアウトと同様で、表紙データが手に入るのならば、それを電子書籍用に加工して使用することが可能なこともあります。しかし、データが手に入らない場合は、改めてこちらで再現する作業が必要になります。あるいは、新しいデザインで作成することも可能ですが、どうするかによって、予算が違ってきます。
印刷所から小冊子のデータ一式いただけるのであれば、それをこちらに送っていただければお見積りができます。
よくわからない場合は、まずは、お問い合わせよりご連絡願います。また、原稿データは、一度こちらで校正を入れます。 - 過去の紙の小冊子を電子書籍・POD出版したい
1.とほぼ同様ですが、POD出版する場合は、表紙データとページレイアウトのPDFファイルが必要になります。表紙データは、POD出版用に加工が必要になります。印刷所からデータを取り寄せた場合、そのまま利用できるかどうかは見てみないとわかりません。
また、小冊子の原稿データが存在しない場合は、POD出版用のレイアウト作成費用がかかってきます。
したがって、まずは、お問い合せよりご連絡願います。 - 過去の紙の小冊子の内容をブラッシュアップして、電子書籍・POD出版をしたい
小冊子の内容次第ですが、Amazonで「本」として売るのであれば、やはり、戦略を練って、読者の要望に答える本にブラッシュアップして出版されたほうが、本としての印象がよくなるはずです。「本」は、小冊子のように無料配布するものではなく、定価をつけて売る商品です。ですから、商品紹介と自社紹介ばかりの内容になってしまうとしたら、良い印象にはつながりません。過去の紙の小冊子を、どの場面でどのような形として活用していくのか、本の方針を決めて内容を調整していかれることをおすすめします。
このようなケースでは、一度小冊子を送付してもらい拝見します。その後、個別相談会のご案内をさしあげます。