令和時代の表現のあり方とは

和時代に表現のあり方とは平成もあと残すところわずかです。

5月1日から元号が「令和」になりますね。新しい元号「令和」も響きがよく、意味も素敵で、私は好きですね。

こんにちは。マーケティング出版コンサルタントの環木琉美です。

さて、タイトルで、ちょっと興味を持たせてみました。「令和」時代の表現のあり方って何か?について少し考えてみます。

といっても、「令和」だからというどうなの、というわけではないのですけどね。

ただ、世の中の流れが変化していて、人々の価値観も変化していることは確かです。

そんな流れの中でどんな表現をしていけば、人々に伝わるのか、私なりに感じることをまとめてみました。

自分軸の文章でなければ伝わらなくなる

本を書く、ブログを書く、SNSで情報を発信するということが、ごくあたりまえにできる世の中であり、すでに多くの人がこの文化を受け入れています。

そんな中で、「上手な文章が書けない」と悩む人もいますが、人に伝わる表現とは、実は文章が上手い下手とは別のところにあると、私は考えています。

私たちが誰かの文章に共感をしたり、心を打たれたり、納得したり、腑に落ちたりするときは、文章の背景から、相手の本質の部分に触れるからではないでしょうか。

相手が、自分の軸に沿った本質の部分から発している表現というのは、文章が下手でも伝わりますし、もしかしたら、たった一語でも伝わるものなのかもしれません。

言い換えれば、自分の心の軸が定まっている状態で発した表現は、相手に伝わるということなのです。

そこに、文章技術が乗っかり、さらに読みやすい、わかりやすい文章にしあげれば、より伝わりやすくなるということです。つまり、文章技術は、「伝える」ことを補完する役割でしかありません。

ブレない自分を作ることが良い文章を書く根本である

文章を綴っていていつも感じることは、自分軸がブレていると、言葉もブレるということです。

また、どうしても書かなければならないとき、頭を使って言葉を書いていっても、本質の部分で自分が納得ができないと、いつまでたっても文章がまとまらないことも多いです。

インターネットが普及して以来、人々は文章を書く機会が増えています。

それまでは、文章を書く機会などは、学校の作文や感想文、日記、大学の論文やレポート程度だったのが、今は「一億総ジャーナリスト時代」とも言われるほど、私たちは文章を書くことが日常になっている時代です。

誰もが文章を書く時代がやってきたのも、人それぞれが、表現することによって、自分軸を整えていくことを促されているのではないかと私は感じるのです。

「情報発信」があたりまえだから情報発信しなければ、と考えがちですが、見方を変えると、私たちには、自分を「表現する」機会が目の前に与えられているのです。

では、「表現すること」でわたしたちは何を得られるのでしょうか。

それは、自己成長です。

文章を書く過程では、常に、自分と向き合うことになります。

特に、自分の意見や見解を述べるときは、自分の中できちんと理解できていないと、文章には起こせないものです。

けれども、表現をすることで、私たちは、自分自身がしようとしている表現に違和感やひっかかりを覚えることがあります。

自分の軸からズレた表現をすると、「あれ?なんか違う」と感じたり、「私が言いたいことはこんなことだったのか?」「あれ?本当のところ、これって正しいの?」と改めて書いたことを考え直してみたりするはずです。

これらの違和感やひっかかりの部分は、自分に対する小さな気づきでもあります。

小さな気づきから、さらに考えたり、調べたりして自分の思考を整ええることができます。

こうした小さな気づきを解消して表現を整えていくことは、自分軸のブレを調整することであるのです。

これを無視して、頭だけで考えて適当に表現してしまうと、表現は歪みます。歪んだ表現のまま、発信してしまうと、多くの人に不愉快な思いをさせたりすることもあります。自分のブレから発信された言葉一つで、ネットで大炎上を起こし、さらには、その人の信頼や仕事を奪っていくことすら珍しいことではありません。

今の時代は、多くの人々に対して発信する形で文章を書く機会が与えられているので、ちょっと口が滑った程度のことが、「発信」という波に乗って簡単に流れていってしまうから注意したいですね。

時代が求めるものは本物

この令和の時代は、多くの人が、本物を求めていると私は感じています。

人々が本物を求めるエネルギーに変化しているのです。

その人が本物であるかどうか、それが判断されるのが、私たちの「表現」なのです。

そして、幸いにも、私たちは、表現をする機会がたくさん与えられ、表現をすることで、自分自身と向き合っていける機会が与えられているのです。

表現をすることで、自分と向き合い、自分軸のブレを無くし、自分を整えることができるのです。

そのためにも、文章を書いて表現することは、自分軸をブレなくするのにもとても有効なのです。

言い換えれば、ブレない自分軸を作れば、表現もぶれません。文章が少々間違っていても、あなたが伝えたいことはしっかりと伝わるはずなのです。

ですから、ビジネスブログを書くとき、本を書くとき、常にあなたの本質で表現をしていけば、伝えるべき人には必ず伝わります。

また、よく、ビジネスブログで何を書いていいかわからない、お客様に向けてどんな本を書けばいいのかわからない、といった悩みも、自分軸が整えば、悩みはなくなります。

自分の本質から考えるようにすれば、何をどう伝えればいいのかも自然とわかることでしょう。

今からでも遅くありません。

自分の本質から発信をする訓練をしていきましょう。

それは、あなたを大きく成長させ、時代に合う生き方にもつながっていくはずです。

まとめ

時代が変わる節目をきっかけとして、まだ文章を書くことに躊躇している人は、思い切ってブログを初めてみましょう。

別にブログじゃなくても良いです。facebookやtwitterを使って、自分の本質から表現する練習をすることだってできるのです。

行動ありきです。

実際に書いていくことで、自分自身がどんどん変化をしていけるはずです。

毎日書くことで、毎日自分の成長を感じることができるでしょう。

そうして、自分の本質に気づき、自分軸を整えていくことが、これからの人生を生きやすくすることにもつながると、私は強く感じています。

 

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投稿者プロフィール

RumiTamaki
RumiTamaki
マーケティング出版コンサルタント 環木琉美(たまきるみ)
ペガサス出版代表
2013年より電子書籍出版サービスを開始し、特に本の執筆支援を得意とする。テクニカルライターとして過去に商業出版で総部数60万部を出版。豊富な出版経験を活かして、現在は、起業家や小さな会社向けにターゲットを絞り、販売促進の本を提案している。情報化時代の信用・信頼につながる本を、ブログを書くように普通に皆が書けるようになる時代が来ることを願っている。