【Google AdSense】2019年から厳しくなったと言われる審査に通った理由とは?

Adsensの審査に通るコツは、わかりやすく伝わる文章にあった!?

「わかりやすく伝わる文章のコツを忠実に守ってリライトしたら、Google AdSenseの審査に通った!」

こんにちは。マーケティング出版コンサルタントの環木琉美です。

冒頭のような言葉を、文章講座の受講生からいただきました。

なんとも嬉しいです。

Google AdSenseとは、Googleが提供しているコンテンツ連動型広告配信サービスのことです。よく、Webサイトを見ると、Googleが提供している広告バナーを見かけます。これは、読者が広告をクリックするとそれに応じで報酬が発生するしくみで、アフィリエイトサイトには欠かせません。

これからアフィリエイトサイトを作ってアフィリエイトを初める人がこのGoogle AdSenseを取り入れるには、Webサイトを作って審査を受けなければならないのです。この審査が通れば、Google AdSenseを利用できるようになります。

で、これを利用するための審査が、2019年になってから厳しくなったというのです。私は、アフィエイトの知識はありますが、実際には手がけていないので現状をよく知りませんでした。

実態を報告してくれた受講生の話では、すでにアフィリエイトで成功している人たちのサイトを研究したり、情報収集したりして、アフィリエイトサイト構築をしたのですが、何度も審査に落ちてしまったというのです。

聞いた話では、1000字~1500字程度の記事が10個ぐらい用意されていれば大丈夫というような情報を得ていたそうですが、それでは全くダメだったようです。審査が通らなかった原因は、コンテンツに問題があると診断されていたようです。

そこで、記事の文字数を増やし、「わかりやすく伝わる文章」にリライトして審査を通したら、通ったというのでした。

で、「わかりやすく伝わる文章」にするための参考資料は、実は、5年以上前に、私が文章講座で使っていたオリジナルテキストだったのです。

すごいですね。彼女にとって私のテキストが神さまのように見えたのではないでしょうか1?

GoogleAIが人間に近づいている証拠

私が開催した文章講座のテキストは、まだ、「文章によるSEO対策」が言われ始める前のものでした。まとめたのは2012年頃です。まだ、ブログもアメブロなどのサービスで日記を主体としたものが多かった時代、いわゆる「キーワード」重視で検索エンジン対策ができていた時代です。

内容は、私が長い間、テクニカルライターとしてたくさん本を書いた経験からまとめた、「文章をわかりやすく書くためのコツ」を伝授したものです。

今回は、そのときの受講生の方でした。それがご縁で、今でも交流があるのですが、まさか、今になって5年以上前のテキストをひっぱりだしたとはびっくりです。しかし、それで、AdSenseの審査通過なのですから、たいしたものですね。

でも、これはどういうことなのでしょうか?

実は、SEO対策はこうしましょう、とGoogleが公開し始めたのが2015年でした。

つまり、Googleの検索エンジンの仕様が大きく変更されたことがきっかけで、Web業界もそれに合わせて動きました。

そうして、Webサイトの構成はこうしたほうがいい、文章はこうやって書いたほうがいい、などと、その後も進化を続けるので、常に、検索エンジン対策のための策が次々に出てきたのですね。

ところが、2019年になってから、今までの手法がどうも通りにくくなったようです。

さらに、AdSenseの審査だけでなく、最近も3月に入ってからのGoogleの検索エンジンのアルゴリズムの仕様変更で、アフィリエイターのサイトの順位が軒並み変化したという話がSNSで聞こえてきます。

実際、何がどうなっているのか詳しいことはわかりませんが、1つ言えることは、「GoogleのAIがより進化して、人間らしくなった」ということではないのでしょうか?

つまり、もはや、相手は単なる機械ではなく、相手は人間と同じ判断ができるコンピューター!時代の進化から考えれば、十分にあてはまります。おそらくAIは、私たちの想像以上に人間に近くなっているのでは、と私は考えます。

だとしたら、「文章をわかりやすくリライトしたら審査に通った」というのは、少しうなずけます。

はい、実際、彼女がどんな文章を書いて、どんなふうに直したかは知りませんので、無責任な発言かもしれませんが、少なくとも、AI技術が進化していることは事実ですから、「人が理解できる文章」を書くことがこれから求められるとも言えると思うのです。

そこで、私が何を言いたいかと言うと、相手が人間に近くなってきたのだから、文章の基礎に忠実になって正しい文章を書けば、相手は理解できるということなのです。

基礎に忠実になることが、何事もへの近道

まあ、実際のところ、本当にGoogleさんがどうなっているか、私はわかりません。

しかし、インターネットが登場して、ホームページを誰もが作るようになってきた2002年ごろから、「Webで書く文章」のニーズが高まってきました。

それまでに書く文章は、本で通用する文章ですから、もともと相手は人です。

しかし、Webが普及してくると、求められたのは、ただ文章として通用するだけでなく、Web独特の書き方が必要となってきました。

そのようにして、私たちは、コンピューターに合わせて書き方を変えてきたわけです。そこで、このコンピューターを操るために、文章に工夫をこらして、いろいろなテクニックを編み出してきたのです。

でも、相手が人間に近くなったんだから、逆に、そんな工夫をしなくても、基礎に忠実に文章を書いていけばいいというように、ぐるんと一周りして昔に戻ってきているのかもしれません。

もちろん、検索エンジン対策をするには、文章だけでなく、Webサイトの構成や他の事項についてもさまざまな手法が必要なのですが、一番の基本は文章にあると考えます。

だから、何が言いたいかと言うと、いろいろとコンテンツに悩むならば、まず、文章の基礎を確認しなおして、わかりやすく伝わる文章を書くことが早道ではないかということなのです。

そうして、基礎を身につけておけば、応用はいくらでも聞きます。でも、基礎ができていないと、いきなり何か手法をこらそうとすると「難しい」となってしまいます。

これは、自分はアフィリエイトをやらないから関係のない話というのではなく、これからの時代は、「誰もが人に伝わるわかりやすい文章」を書けないとならない時代。

この基礎ができていれば、仕事のメールのやりとりだろうと、報告書やレポート、論文、ブログやSNSにも全部に役立ちます。

これは、私が実際に、「文章を書くことができて損をしたことは一度もない」と実感していることです。

むしろ、文章を書けるというのが、人生の武器になっています。

「わかりやすく伝わる文章」を書く基礎は、難しくはありません。

学校の国語の文法を学びなおすのではなく、もっと実用的に書く文章のコツがあります。

そこで、ちょっと私は、以前、自分が作ったテキストを引っ張り出して、内容を確認してみたいと考えています。

講座は文章添削をしながらの講義でしたが、基礎的な部分は、このブログで伝えていけるかもしれません。

また、追って、この続きは書いていきたいと思います。興味があるかたは楽しみにしていてください。

 

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投稿者プロフィール

RumiTamaki
RumiTamaki
マーケティング出版コンサルタント 環木琉美(たまきるみ)
ペガサス出版代表
2013年より電子書籍出版サービスを開始し、特に本の執筆支援を得意とする。テクニカルライターとして過去に商業出版で総部数60万部を出版。豊富な出版経験を活かして、現在は、起業家や小さな会社向けにターゲットを絞り、販売促進の本を提案している。情報化時代の信用・信頼につながる本を、ブログを書くように普通に皆が書けるようになる時代が来ることを願っている。