[文章を書く]まとまった文章を書けないもどかしさを解消する方法
こんにちは。出版コンサルタントの環木琉美です。
私事ですが、私は週末にテニスを楽しむ習慣があります。年配者が多いテニスクラブとはいえ、もともと基礎体力がある方たちが多いからでしょうか、みんな元気すぎて、テニスは結構ハードです。
プレイする時間も3~4時間ですから、休み休みやったとしても、時には疲れます。
先日、そんな疲れがたまって、自転車がこげなくなり唖然としてしまいました。自転車をこいでも、足がすぐに疲れちゃって力尽きちゃったのです。
もともと脚力はあるのでこんなことは初めて。びっくりです。とにかく、腰と足の腿に痛みがあったので、スポーツ選手御用達の整体へ行きました。
そこで見てもらったら、「ストレッチ不足」というやつでした。
やる前、やる後、ともに十分にストレッチをしないでやるものですから(いや、多少してはいましたが、圧倒的に時間が短い)、筋肉疲労が溜まってしまったのです。
なんでも、前と後のケアは大切だなあ、と思った次第です。
Table of Contents
運動の準備体操と整理体操は、文章を書く時にも言えること
ストレッチは、筋肉をしなやかに動かすためにも、とても大切なことだと実感しました。
同様に、これは、文章を書くときのも言えると感じます。
ブログの文章を指導していると、クライアントさんからときどき、「書くことがものすごく大変、時間がかかる」という嘆きを聞きます。
自分の思考を書き言葉で表現できない部分がもどかしいようですね。
伝えたいことがあるのにうまく伝えられない、ブログを書きたいのに書けない、という状態です。
この現象は、文章が苦手、不得意といったことの前に、文章を書くための準備ができていないからだということも言えます。
そこで質問です。
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”rumi1.png” name=”環木琉美” ]もしかして、みなさん、いきなりパソコンの画面の向かっていきなり文章を書こうとしてませんか? [/speech_bubble] [speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”s2.png” name=”環木琉美” ]はい!私、ときどきやります!(あ、自分で手を挙げてどーする?)~[/speech_bubble]私自身も、SNSなどの短い文章を書くときは、いきなり書いちゃいます。
しかし、このブログ記事のように、ちょっとまとまった文章を書く時や、仕事として引き受けた原稿を書くときは、そんないきなり書き出すことはしないですよ。
まずは、”手書き”で下書きで準備体操
やることは、まずは、ノートに、これから伝えるテーマに対して、書かなければならないことや、何を一番伝えたいのかを、箇条書きで手書きメモをします。
ときに、子供用の「落書き帳」を使います。手元にないときは、何かの封筒の空白部分に書くなど、とにかく、「手書きでメモ」をします。
別に丁寧に書く必要はなく自分がわかれば良いのですが、最近、自分の字が雑すぎて読めないこともしばしば(笑)
この作業をするかしないかで、文章を仕上げる速度はかなり違います。
また、「手書き」でメモをすることにも意味があり、パソコンでメモをするよりも、手書きでメモをしたほうが、思考の整理がしやすいです。
書くべきことを、一旦、アウトプットすることで、思考が整理されます。これが、筋肉を使う前のストレッチにあたる準備体操です。
パソコンへはある程度まとまった状態で向かう
で、だいたい書くことを書き出したら、パソコンに向かって書いてきます。
いくら思考が整理されていても、一度に、正しく整った文章を書くことはそうそうできるものではありません。
ブログで「見出し」をつけるときは、見出しから書くときもありますし、書いてから、見出しをつけて整理することもあります。
仕事で依頼された原稿は、「見出し」から考えますね。
仕上げは”推敲”して整理体操
書き終わったら、必ず見直します。
このとき、誤字脱字だけではなく、表現や文章の運び、伝える順序などの総合的なところもチェックし、修正をかけていきます。
いわゆる、「推敲」です。これが、筋肉を使ったあとの整理体操と言えるでしょう。
この推敲も、仕事の原稿となればじっくりとやります。
ブログもそうですが、だいたい書いたあと、1日原稿を起きます。書いたらすぐに原稿をアップすることも時にはありますが、だいたい1日2日寝かせて、下書きで保存してあります。
仕事の原稿は特に、締切までの時間があれば数日寝かせます。
そして、時間がたってから改めて見直すことで、客観的に自分の文章を読めますから、間違いやおかしなところも浮かび上がってきます。
また、書いたことで頭の思考が整理されて、完全に理解できていますから、より客観的に自分の文章を読むことができるのも、時間を置くことの利点です。
文章を書く手順をルーティンにすると思考の整理もうまくなる
結局、これだけのことをして初めて、きちんとした文章に仕上がります。スポーツで筋肉を使うことと同じなんですよね。
ですから、準備運動もしない、整理体操もしないと、まとまる文章もまとまらないということです。
なかなか、まとまった文章を書くことは大変ですが、準備体操と整理体操を取り入れることも、一つの文章を書くルーティンになります。
これに慣れていくと、思考の整理もしやすくなっていくことでしょう。
そんなわけで、私はこれから運動前後にストレッチをきちんとやっていきます!!
投稿者プロフィール

-
マーケティング出版コンサルタント 環木琉美(たまきるみ)
ペガサス出版代表
2013年より電子書籍出版サービスを開始し、特に本の執筆支援を得意とする。テクニカルライターとして過去に商業出版で総部数60万部を出版。豊富な出版経験を活かして、現在は、起業家や小さな会社向けにターゲットを絞り、販売促進の本を提案している。情報化時代の信用・信頼につながる本を、ブログを書くように普通に皆が書けるようになる時代が来ることを願っている。
最新の投稿
文章の書き方2019年7月23日文章が正しく書けていなくてもメッセージは伝わる
文章の書き方2019年4月26日令和時代の表現のあり方とは
メディアへのアプローチ2019年4月16日Google AdSenseの審査2019年度版に通った話2
お役立ち本2019年4月9日【おすすめ本】売れ続ける理由ー一回のお客を一生の顧客にする非常識な経営法ー/佐藤啓二著