【電子書籍マーケティング8】ランディングページを作成する
マーケティング出版コンサルタントの環木琉美(たまきるみ)です。
今回は、「電子書籍活用でマーケティングを成功させる9つのポイント 」で紹介している2つ目の「Point8.ランディングページを作成する」について詳しく解説していきます。
目次
ランディングページを作成する
Amazonで電子書籍を販売したとき、最初は、新刊として紹介されるので読者の目に止まりやすいのですが、続けていくと、宣伝しない限り、どんどんランキングは落ちていきます。電子書籍も書店に並べただけでは、よほどインパクトがない限り、他の書籍と埋もれていまいます。
そこで、欠かせないのが、ランディングページの作成です。
ランディングページは、Webサイトのコンテンツとは違って、1つの商品を売るための販売ページと考えてください。
通常、Webサイト内にページとして販促ページを作りますが、これを独立させたものです。
特徴としては、ターゲットと商品を絞り込み、1ページにたくさんの情報を集約してまとめています。ですから、1ページが長いという傾向があります。
これは、ページを移動する必要がなく、一度に情報を伝えることができるので、顧客を捉えやすい方法です。
ランディングページの作成
ランディングページは、Webサイトのコンテンツとは違って、1つの商品を売るための販売ページと考えてください。
このランディングページは、販促書籍の購入に結びつけることが目的ですから、スマホにもタブレットにも対応するレスポンシブルなデザインテンプレートを使っていく必要があります。
レスポンシブルとは、そのページを見る端末に合わせてデザインを調整してくれる機能のことです。
最近は、Wordpressテンプレートも、レスポシブル対応のものが増えていますので、WordPressを使ってサイトを作るときのテーマは、レスポンシブル対応のものを選択したほうが圧倒的に便利です。
また、ランディングページは、「ペライチ」などのランディングページ作成サービスを使っても良いでしょう。
ペライチは基本的に無料でホームページを作ることができるサービスです。1ページもののホームページを、難しい操作なく、簡単に作ることができますからおすすめです。
また、無料ホームページサービスの多くは、検索エンジン対策は今ひとつなところも多いなか、ペライチは、検索エンジン対策にも強いと評判が良いので、おすすめです。これもまた、レスポンシブル対応ですから、作るだけで、スマホやタブレットでも問題なく表示されます。
ただし、ランディングページの使い勝手をアップするには、有料プランを選択したほうが良いでしょう。
ランディングページへの誘導はSNSがおすすめ
ランディングページを作ったら、それを、facebookなどのSNSを使ってページへ誘導しましょう。
有料広告を打てば、たくさんのfacebookユーザーのタイムラインに表示されます。(Point9.広告を出す 参照)
また、ブログやfacebookでも、あなたのタイムラインやビジネスページの投稿にリンクしても宣伝になります。
twitterやメルマガなどを併用しても良いでしょう。
いずれにしても、1つ、書籍の宣伝ページを作っておけば、あなたの集客の入り口にいくらでも活かせるのです。
メールアドレスのリストを収集する
ランディングページに人を誘導したからといって、すぐに購入してもらえるとはかぎりません。
ですから、購入特典はもちろんですが、メールアドレスの登録特典を用意することをおすすめします。
たとえば、この本の補足資料を作って、メールアドレス登録者はダウンロードすることができるようにすれば、本に少しでも興味を持ってもらうきっかけを作ることができます。例えば、「本の企画の作り方」をテーマにした本であれば、「企画書フォーマット」のPDFを作成して、メールアドレス特典として配布するというようにです。
こうして集めたメールアドレスは、あなたのビジネスの見込み客のリストになります。
すでによく使われている手段ですが、見込み客となったお客様にステップメールやメルマガ、コミュニティ参加などを促すことで、あなたのファンを増やすことができるようになります。
規約違反に注意
ただし、注意したいのは、Amazonで本をKDPセレクトで販売していると、他のサイトでの同書籍の内容のデジタル版の無料配布は違反になりますから、気をつけましょう。
たとえば、電子書籍の内容をpdfに変換して、それを自分のサイトで販売することは規約違反になります。
サイトでコンテンツを配布するのではなく、Amazonの書籍販売ページへリンクして、Amazonから購入してもらうように促しましょう。
また、Amazonでは、本の10%を無料サンプルとして読めるように設定されますから、試し読みも、Amazonサイトの機能を利用してもらうように促していきましょう。